设为首页
收藏本站
开启辅助访问
切换到窄版
登录
注册
首页
Portal
养生
中医
疾病
方药
针灸
古籍
论坛
BBS
公告
搜索
搜索
中医基础
中医诊断
临床经验
理论探讨
中医文化
新闻动态
内科
外科
妇科
儿科
传染病
肿瘤
医案
中药
方剂
经典类
方剂类
各家类
五官类
四诊类
针灸类
外科类
妇儿类
医案类
养生类
现代类
本版
帖子
用户
大医精诚网
»
论坛
›
中医论坛
›
针道天下
›
古典 鍼灸資生経
1 ...
3
4
5
6
7
8
9
10
11
/ 11 页
下一页
返回列表
发新帖
古典 鍼灸資生経
[复制链接]
平凡一生
|
2004-9-13 10:58:30
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三36
霍乱転筋(筋緩急、餘見手足攣)
凡,霍乱、頭痛、胸満、呼吸喘鳴,窮窘不得息、人迎主之(千)。巨闕(明云、療、霍乱、不識人)、関衝、支溝、公孫、陰陵泉、主,霍乱。太陰、大都、金門、僕参、主、厥逆、霍乱。太白、主、霍乱、逆気。魚際、主、胃逆、霍乱。承筋、主、霍乱、脛不仁。承筋、僕参(見尸厥)、解谿、陰陵泉(見疝)、治、霍乱。金門、僕参、承山、承筋、治、転筋、霍乱(千)。
すべての霍乱、頭痛、胸満、呼吸が喘鳴して息ができない症状は、人迎が主治する(千金方)。巨闕(明堂は、霍乱で意識不明を治療するという)、関衝、支溝、公孫、陰陵泉は、霍乱を主治する。太陰、大都、金門、僕参は、手足が冷たくなる霍乱を主治する。太白は、霍乱して嘔吐するものを主治する。魚際は、嘔吐する霍乱を主治する。承筋は、霍乱して脛の感覚がなくなるものを主治する。承筋と僕参(尸厥を参照)、解谿、陰陵泉(疝を参照)は、霍乱を治す。金門、僕参、承山、承筋は、筋肉が痙攣して霍乱するものを治す(千金方)。
*霍乱はコレラなど、激しい下痢と腹痛を伴う胃腸疾患。転筋はコムラガエリなど、筋肉の痙攣。最後の文の治は、もともとなかったが、意味が通らないので付け加えた。
承山、治、霍乱、転筋、大便難(銅)。金門、治、霍乱、転筋。曲泉(見疝)、懸鐘(見膝攣)、陽輔(見膝痛)、京骨(見足麻)、胃兪、治、筋攣(見腹脹)。僕参(見足痛)、竅陰(見無子)、至陰(見頭痛)、解谿(見風)、丘墟(見掖腫)、治、転筋。髀関、治、筋絡急(銅見膝痛)。浮、治、小腸熱、大腸結、股外脛筋急、髀枢不仁。曲池、治、筋緩、捉物不得、挽弓不開、屈伸難、風臂肘細無力。
承山は、霍乱して転筋し、大便が出にくいものを治す(銅人図経)。金門は、霍乱して転筋するものを治す。曲泉(疝を参照)、懸鐘(膝攣を参照)、陽輔(膝痛を参照)、京骨(足麻を参照)、胃兪は治、筋肉の痙攣を治す(腹脹を参照)。僕参(足痛を参照)、竅陰(無子を参照)、至陰(頭痛を参照)、解谿(風を参照)、丘墟(掖腫を参照)は、コムラガエリを治す。髀関は、筋肉が引きつるものを治す(銅人の膝痛を参照)。浮は、小腸に熱があって大腸が詰まり、大腿外側と脛の筋肉が引きつって股関節の感覚がないものを治す。曲池は、筋が弛緩して物が掴めず、弓を引いても開かず、腕の曲げ伸ばしができず、風邪で上肢や肘が細くなって力がなくなるものを治す。
*筋絡急は変なので、筋脈急の誤りと思う。風臂肘は不明だが、文意からして上肢の肉がなくなるもの。
中、治、寒気,客於分肉間、痛攻上下、筋痺不仁。承筋、治、寒搏、転筋、支腫、大便難、脚重、引小腹痛。委中(見脚弱)、附陽、承山(見腰脚)、療、筋急(明下)。張仲文、灸脚筋急(見腰脚)。岐伯、療、脚転筋、発不可忍者、灸脚踝上一壮。内筋急、灸内。外筋急、灸外。解谿、主、膝重、脚転筋、湿痺(千)。竅陰、主、四支転筋。太淵、主、眼青、転筋、乍寒乍熱、缺盆中,相引痛。
中は、寒気が皮下に宿り、痛みが上下を攻め、筋が痺れて感覚のないものを治す。承筋は、寒が入って筋肉が引きつって腫れぼったく、便秘し、フクラハギが怠くて重く、それが下腹にまで及んで痛むものを治す。委中(脚弱を参照)、陽、承山(腰脚を参照)は、筋肉の引きつりを治療する(明堂下巻)。張仲文は、脛の筋肉の引きつりに施灸した(腰脚を参照)。岐伯は、フクラハギのコムラガエリが起きて、我慢できないものの踝へ一壮ほど施灸して治療する。内側の筋が引きつれば内踝へ施灸し、外側の筋が引きつれば外踝へ施灸する。解谿は、膝が重く、フクラハギが痙攣する湿痺を主治する(千金方)。竅陰は、四肢の筋痙攣を主治する。太淵は、眼が青みがかり、筋肉が引きつって、寒気がしたり熱っぽかったりし、缺盆中が引っ張られて痛むものを主治する。
*分肉には、①皮膚表面から見える筋肉と筋肉の分かれ目。②皮下脂肪と筋肉組織の境目。③筋肉と骨の境目。という3つが場に応じて使い分けられており、①は肉分とも呼ぶ。ここでは痺れるとあるので②のこと。寒搏の搏には、①格闘する。②捕まえる。③拍動する。の3つ意味がある。この場合は②の意味で、結合すること。
丘墟、主、脚急腫痛、戦掉、不能久立、附筋足攣。委中、委陽、主、筋急、身熱。肝兪、主、筋寒熱、痙、筋急手相引。心兪、肝兪、主、筋急,手相引、転筋,入腹痛、欲死者、使四人、捉手足、灸臍左辺二寸,十四壮(備急);千云、臍上一寸,十四壮。転筋、灸涌泉六七壮(千)。転筋、四厥、灸乳根,黒白際一壮。若手足厥冷、三陰交二七壮。霍乱,已死、有暖気者、承筋七壮、起死人;又,塩内臍中、灸二七壮。
丘墟は、足が引きつって腫れぼったく痛み、震えて長く立てず、足部が痙攣するものを主治する。委中、委陽は、筋肉が引きつけて熱っぽいものを主治する。肝兪は、筋肉の寒熱で痙攣し、筋が引きつって手まで引っ張られるものを主治する。心兪、肝兪は、筋が引きつって手まで引っ張られ、コムラガエリが腹に入って痛み、死にそうなものは、四人で患者の手足を捉え、臍の左辺二寸へ灸を十四壮すえる(肘後備急方);千金方は、臍の上1寸に十四壮という。コムラガエリに湧泉へ灸を6~7壮(千金方)。筋肉が痙攣して、四肢が冷たくなるものは、乳輪の黒白の境目に灸を1壮すえる。もし手足が冷えるのならば、三陰交へ2×7=14壮すえる。霍乱で死んでいるが、まだ身体が暖かければ、承筋へ七すえると死人が起きる。また臍へ塩を入れて灸を14壮すえる。
腰背不便、転筋,急痺、筋攣、二十一椎随年。転筋、在両臂,及胸中、灸手掌,白肉際七壮。又灸亶中、中府、巨闕、胃管、尺沢、并治、筋拘頭足、皆愈。腹脹、転筋、臍上一寸二七壮。人有身屈、不可行、亦有膝上腫疼、動不得。予為,灸陽陵泉、皆愈。已救百余人矣。神効、無比(有吐瀉、転筋者。予教、灸水分即止)。転筋,十指攣急、不得屈伸、灸脚,外踝骨上七壮(余見千金)。
腰背が不便で、コムラガエリして引きつって痺れ、筋肉が痙攣するものは、腰兪へ歳の数だけ施灸する。両腕と大胸筋にコムラガエリすれば、手掌の魚際へ七壮ほど施灸する。また中、中府、巨闕、中、尺沢へ施灸すれば、筋が拘縮している頭や足が、全て治る。腹が脹ってコムラガエリするものは、臍の上1寸に14壮ほど施灸する。前かがみになって歩けない、また膝の上が腫れて痛くて動けない人に、私が陽陵泉へ施灸すると、誰でも皆が治る。すでに百人以上を救った。比べようもない神効がある(嘔吐して下痢し、筋肉が痙攣するものに、私が水分への灸を教えると、すぐに止まった)。コムラガエリして十指が引きつり、曲げ伸ばしできなければ、足の外踝の上に七壮ほど施灸する(他は千金方を参照)。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 10:59:00
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三37
霍乱吐瀉(余見転筋)
凡霍乱、泄出不自知、先取太谿、後取太倉之原(千)。三里、主、霍乱、遺矢、失気。期門、主、霍乱、泄注。尺沢、主、嘔泄上下出、脇下痛。太白、主、腹脹、食不化、喜嘔泄,有膿血。関衝、治、霍乱、胸中気噎、不嗜食、臂肘痛,不挙(銅)。人迎、治、吐逆、霍乱、胸満、喘呼不得息。期門、治、胸中煩熱、賁豚上下、目青而嘔、霍乱、洩利、腹堅硬、大喘不得臥、脇下積気。
霍乱で、便が漏れても判らぬものは、まず太谿を取り、その後で中穴を取る(千金方)。足三里は、霍乱して大便を漏らし、オナラするものを主治する。期門は、霍乱で下痢するものを主治する。尺沢は、嘔吐しながら下痢し、上下から出して脇下が痛むものを主治する。太白は、腹が脹って消化せず、何度も嘔吐や排泄して、その吐瀉物に膿血が混じるものを主治する。関衝は、霍乱で、胸中の気が詰まって食欲がなく、腕や肘が痛くて挙がらないものを治す(銅人図経)。人迎は、嘔吐して霍乱し、胸がつかえて喘ぎ、息ができないものを治す。期門は、胸中が熱っぽく、腹の中を腑気が上下し、眼球結膜が青くなって嘔吐し、霍乱となって大便を漏らし、腹筋が堅くなり、大きく喘いで横になれず、脇の下に気の塊があるものを治す。
*太倉之原を、最初は太倉が胃なので胃経の原穴ある衝陽かと思ったが、後の文を訳してみると衝陽が使われておらず、ほとんど中を取っている。だから太倉は文字通り中のことで、原というのは「膏の原」や「肓の原」の意味と解釈した。気噎は『諸病源候論』巻20に「寒気が胸膈を塞ぐもの」とある。煩熱は『素問・本病論』に、心煩して熱っぽい症状とある。目青は『張氏医通』巻八に、白眼が青くなることとある。
上腕、治、霍乱、吐利、身熱,汗不出。隠白、治、吐洩(見腹脹)。中腕、治、霍乱、出洩不自知。支溝、天枢、治、嘔吐、霍乱(見臍痛)。太白、治、気逆、霍乱、腹痛、又吐洩膿血(見腹脹)。陰、治、心痛、霍乱、胸満。上管、治、霍乱、心痛、不可臥、吐利(明)。巨闕、治、胸脇満、霍乱、吐利不止、困頓不知人(下)。吐逆、霍乱、吐血、灸手心主五十壮(千)。凡霍乱、先心痛、及先吐、灸巨闕七壮;若先腹痛、太倉二七壮;若先下利、灸大腸募(臍旁二寸)、男左女右;若吐下不禁、両手脈疾数、灸蔽骨下三寸、又臍下三寸、各七十壮;若下不止、太都七壮;若泄利、傷煩欲死、慈宮二七壮。
上は、霍乱で吐いたり下したりし、発熱して汗が出ないものを治す。隠白は、嘔吐して下すものを治す(腹脹を参照)。中は、霍乱で大便が漏れても判らないものを治す。支溝、天枢は、嘔吐する霍乱を治す(臍痛を参照)。太白は、嘔吐して霍乱し、腹痛して膿血を吐いたり漏らしたりするものを治す(腹脹を参照)。陰は、心窩部が痛く、霍乱して胸がつかえるものを治す。上は、霍乱で、心窩部が痛く、横に鳴れなくて、吐いたり下したりするものを治す(明堂)。巨闕は、胸脇がつかえる霍乱で、嘔吐と下痢が止まらず、疲れきって失神するものを治す(明堂下巻)。嘔吐して霍乱し、吐血するものは、手厥陰心包経の内関へ灸を五十壮(千金方)。霍乱で、まず心窩部が痛くなって嘔吐するものは、巨闕へ灸を七壮;もし先に腹痛すれば中へ14壮;もし先に下痢するならば天枢(臍の傍ら2寸)へ、男は左、女なら右へ施灸する;もし嘔吐と下痢が止まらず、両手の脈拍が速ければ、剣状突起の下3寸の上と臍下3寸の関元へ灸を70壮ずつすえる;もし下痢が止まらなければ太都へ七壮;もし下痢のため死にそうなほど不快ならば、慈宮へ14壮すえる。
*慈宮は経外奇穴で、臍下6寸で、横に2.5寸。霍乱泄瀉の治療穴と言われる。また衝門や箕門の別名を指すこともある。
霍乱、吐瀉、尤当速治、宜服来復丹、陳霊丹等薬、以多為貴。尤宜、灸上管、中腕、神闕、関元等穴。若水分穴、尤不可緩。葢、水穀不分、而後泄瀉。此穴、一名分水、能分水穀故也。或兼,灸中管穴、須先中管、而後水分可也。
霍乱による吐瀉に、最も即効性があるのは来復丹や陳霊丹などの薬を飲むことだ。多いほどよい。最も良いのは、上、中、神闕、関元などへ施灸することだ。水分穴が最もよくならない。それは水と穀が分けられないために下痢するものである。この穴は、分水とも呼ばれるが、水と穀を分けることができるからである。または中穴の灸と併用するつもりならば、先に中へ施灸して、そのあとで水分へすえるのであれば問題ない。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:00:45
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三38
嘔吐(又見喘嗽)
胃兪、主、嘔吐、筋攣、食不下(千)。商丘、主、脾虚、令人病寒、不楽、好太息、多寒熱、喜嘔。商丘、幽門、通穀、主、喜嘔。陽陵泉、主、嘔宿汗、心下澹澹。天容、主、逆、嘔沫。曲沢、主、逆気、嘔涎。維道、主、嘔逆不止。大鐘、太谿、主、煩心満嘔。絶骨、主、病熱欲嘔。兪府(明下云、不下食)、霊墟、巨闕、率谷、神蔵、主、嘔吐、胸満。
胃兪は、嘔吐して筋が痙攣し、食べ物が喉を通らないものを主治する(千金方)。商丘は、脾虚で身体が冷えるため楽しくなく、溜め息ばかりついて、寒熱のためしばしば嘔吐するものを主治する。商丘、幽門、通穀は、しばしば嘔吐するものを主治する。陽陵泉は、慢性に苦い胃液を嘔吐し、心窩部がズキズキするものを主治する。天容は、咳が出て唾を吐くものを主治する。曲沢は、咳き込んで涎を吐くものを主治する。維道は、嘔吐が止まらないものを主治する。大鐘、太谿は、心窩部がつかえて不快で、嘔吐するものを主治する。絶骨は、発熱して吐き気がするものを主治する。兪府(明堂下巻は不下食という)、霊墟、巨闕、率谷、神蔵は、嘔吐して胸が塞がったような感じがするものを主治する。
*宿汗を華夏出版社の『針灸名著集成』では宿汁としている。宿は持病の意味。胸満は『素問』・腹中論とか『霊枢』・癲狂にあり、胸が塞がったような感じ。
胃兪、腎兪、石門、中庭等(見反胃)、少商、労宮、主、嘔吐。隠白、主、鬲中、嘔吐、不欲食。魂門、陽関、主、嘔吐不住、多涎。巨闕、胸堂、主、吐食。鬲兪、主、吐食、又灸章門。胃管、魚際、療、膈虚、食欲嘔、身熱、汗出、唾嘔、吐血、唾血(明)。中庭(見反胃)、療、嘔吐(明)。云門(見上気)、療、嘔逆。神蔵、霊墟、治、嘔吐、胸満(銅見胸脇満)。
胃兪、腎兪、石門、中庭など(反胃を参照)、少商、労宮は、嘔吐を主治する。隠白は、食道の横隔膜部分が塞がって嘔吐し、食欲のないものを主治する。魂門、陽関は、嘔吐が止まらず、涎を吐くものを主治する。巨闕、胸堂は、食べたものを吐くものを主治する。膈兪は、食べたものを吐くものを主治する、また章門に施灸する。中、魚際は、横隔膜が虚して、食べると吐き気がし、身体が熱っぽくて汗が出、唾を吐いたり、血を吐いたり、唾に血が混じるものを治療する(明堂)。中庭(反胃を参照)は、嘔吐を治療する(明堂)。雲門(上気を参照)は、嘔逆を治療する。神蔵、霊墟は、嘔吐して胸満するものを治す(銅人の胸脇満を参照)。
*胸堂は中の外側1寸。
承光(見頭痛)、大都(見腹満)、治、嘔吐。太衝、治、嘔逆、発寒(見疝)。大鐘、治、嘔逆、多寒(見淋)。労宮(見傷寒)、治、気逆、嘔。維道、治、嘔逆不止、三焦不調水腫、不嗜食。上、治、嘔逆。鬲関、治、嘔、多涎唾(見背痛)。率谷、治、嘔吐不止(見痰)。肺兪、治、上気、嘔吐(見上気)。玉堂、治、嘔吐、寒痰、上気。心兪、治、嘔吐、不下食(見狂走)。
承光(頭痛を参照)、大都(腹満を参照)は、嘔吐を治す。太衝は、嘔吐して寒気がするものを治す(疝を参照)。大鐘は、嘔吐して寒気のしやすいものを治す(淋を参照)。労宮(傷寒を参照)は、咳き込んで嘔吐するものを治す。維道は、嘔吐が止まらず、三焦が不調で浮腫となり、食欲のないものを治す。上は、嘔吐を治す。膈関は、涎や唾を嘔吐するものを治す(背痛を参照)。率谷は、嘔吐が止まらないものを治す(痰を参照)。肺兪は、上気して嘔吐するものを治す(上気を参照)。玉堂は、寒痰を嘔吐し、上気するものを治す。心兪は、嘔吐するが何も出ないものを治す(狂走を参照)。
*上気とは、呼気が多くて吸気が少なく、呼吸が切迫するもの。気管による呼吸困難。寒痰とは水っぽくて透明な痰。
中庭(見胸満)、府(見喘)、意舎(見腹脹)、治、嘔吐。鬲兪、治、逆嘔逆、鬲胃(明作上)寒痰、食飲不下、胸満支腫、脇痛、腹脹、胃腕暴痛。膽兪、治、嘔則食無所出(見腹脹)。魄戸、治、嘔吐、煩満(見上気)。亶中、治、吐涎。太谿、治、嘔吐、口中如膠、善噫。顱、治、小児嘔吐、涎沫。脈、治、小児嘔吐、洩利(並見小児)。築賓(見狂)、少海、治、嘔吐涎沫。
中庭(胸満を参照)、府(喘を参照)、意舎(腹脹を参照)は、嘔吐を治す。膈兪は、咳き込んで嘔吐し、食道の横隔膜通過部を寒痰が塞いで(明堂は膈上としている)食飲が通過できず、胸が膨れて脇が痛み、腹脹して胃が激しく痛むものを治す。胆兪は、嘔吐しても何も出ないものを治す(腹脹を参照)。魄戸は、嘔吐して煩満するものを治す(上気を参照)。中は、涎を吐くものを治す。太谿は、嘔吐して口の中がニカワのようにネバネバし、よくゲップするものを治す。顱息は、小児が涎を嘔吐するものを治す。脈は、小児が嘔吐して下痢するものを治す(小児も参照)。築賓(狂を参照)、少海は、涎を嘔吐するものを治す。
*胃腕は胃のことで胃袋。暴には、激しい意味と突然の意味がある。これは文意から激しい。
廉泉、療、喘息、嘔沫(明見少気)。築賓、療、嘔吐不止。幽門、療、善吐、食飲不下、兼唾多、吐涎、乾、嘔沫(下)。上管、療、嘔吐、食不下、腹脹、気満、心驚悸、時嘔吐血、腹痛、痰多、吐涎。小児吐乳、灸中庭一壮。粥食,湯薬、皆吐不停、灸間使(千見乾嘔)。吐逆、嘔不得食、灸心兪百壮、或胸堂百壮、或巨闕五十。嘔吐宿汁、呑酸、灸日月百壮,三報、或塩半斤炒、故帛裹、就熱熨,痛処、主嘔吐。若心腹痛,而嘔、此寒熱、客於腸胃,云云灸中腕(指)。三焦兪、主、飲食吐逆(千見腹脹)。隠白、療、嘔吐(明)。太白、治、嘔吐。三焦兪、治、吐逆(並見腹脹)。
廉泉は、喘息して唾を吐くものを治療する(明堂の少気を参照)。築賓は、嘔吐の止まらないものを治療する。幽門は、しばしば嘔吐して飲食したものが食道を降りず、唾が多くて涎を吐き、乾嘔して唾を吐くものを治療する(明堂下巻)。上は、嘔吐として飲食したものが食道を降りず、腹が脹って気が満ち、心臓がドキドキして、ときには血を嘔吐し、絞られるような腹痛がして、痰が多く、涎を吐くものを治療する。小児の吐乳には、中庭へ灸を一壮。オカユや薬を吐いてしまうものは、間使へ施灸(千金方の乾嘔を参照)。嘔吐して食べられなければ、心兪へ灸を百壮、あるいは胸堂へ百壮、あるいは巨闕へ五十壮。痰涎を嘔吐して、胃液が込み上げれば、日月へ灸を百壮、三回に分けてすえる。または塩50gを炒り、絹に包んで熱いうちに痛むところへ当てれば、嘔吐を主治する。もし心腹痛で嘔吐するならば、それは寒熱が胃腸に宿ったものなので、中へ施灸するという(指南)。三焦兪は、飲食すると嘔吐するものを主治する(千金方の腹脹を参照)。隠白は、嘔吐を治療する(明堂)。太白は、嘔吐を治す。三焦兪は、嘔吐を治す(腹脹も参照)。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:01:15
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三39
乾嘔
極泉、侠白、治、心痛、乾嘔、煩満(銅)。通谷、療、乾嘔、無所出、又治、労食飲、隔結(明)。膽兪、療、胸脇支満、嘔無所出、口舌乾、飲食不下。幽門、療、乾(下見吐)。乾嘔不止、粥食,湯薬、皆吐不停、灸手間使三十壮。若四厥、脈沈絶,不至、灸便通、此起死法(千)。乾嘔、灸心主、尺沢,亦佳、又灸乳下一寸三十壮。霍乱、乾嘔、間使七壮、不差,更灸。
極泉と侠白は、心窩部が痛み、乾嘔して煩満するものを治す(銅人経)。通谷は、乾嘔して難も出ないものを治療する、また労食飲による食道の塞がりも治す(明堂)。胆兪は、胸脇がつかえて嘔吐するが何も出ず、口や舌が乾き、飲食が飲み込めないものを治療する。幽門は、乾嘔を治療する(明堂下巻の吐を参照)。乾嘔が止まらず、お粥や薬を全て吐いてしまうものには、手の間使へ灸を三十壮。もし手足が冷たく、脈が沈で絶え、脈が触れないようであれば、灸をすれば、すぐに効果がある。これは起死の法である(千金方)。乾嘔には、手厥陰の内関へ施灸するが、尺沢も効く。また乳下一寸へ三十壮ほど施灸する。霍乱で乾嘔するものには、間使へ七壮すえる。それで治らぬものは、さらに施灸する。
*乾嘔とは、吐いても嘔吐物の出ないもの。隔結は不明だが、隔は膈の間違いで横隔膜を指すと思う。
千金言、生姜、乃嘔家聖薬、有此疾者、蚤上、宜,多用生姜、泡湯服、或、或生嚼、或取自然汁、入酒服、皆効。隠白、主、腹満、喜嘔(千)。乾嘔、灸心主,尺沢佳、又乳下一寸三十壮。凡、令人恨(承漿七壮,如麦大、又臍下四指七壮。卒、亶中,中府,胃管,各数十壮、尺沢,巨闕七壮)。
千金方は、生ショウガが嘔吐の特効薬という。嘔吐ならば、早朝に生ショウガを多用するとよい。お湯に溶かして飲んだり、焙ったり、生を噛ったり、汁を酒に入れて飲んでも効果がある。隠白は、腹が膨れて、しょっちゅう嘔吐するものを主治する(千金方)。乾嘔は、手厥陰の内関と尺沢へ施灸し、また乳下一寸へ三十壮ほど施灸する。嘔吐は、人を嫌な気分にする。三十壮。(承漿へ麦粒ぐらいのを七壮、また臍下四指の関元へ七壮。急に嘔吐すれば、中、中府、中へ、それぞれ数十壮、尺沢と巨闕へ七壮)。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:01:47
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三40
噫
蠡溝、主、数噫、恐悸、気不足(千)。陥谷、主、腹大満、喜噫。鳩尾、主、噫喘、胸満、嘔。少海、主、気逆呼吸、噫、、嘔。労宮、主、気逆、噫不止。唾、噫、善、気無所出、先取三里、後取太白、章門。大敦、主、噫、又灸石関。太谿(見吐)、治、善噫(銅)。蠡溝、治、数噫(見疝)。神門、治、数噫、恐悸(見心煩)。
蠡溝は、何度もゲップして恐れ、腎気の不足するものを主治する(千金方)。陥谷は、腹が膨れて、何度もゲップするものを主治する。鳩尾は、ゲップして喘ぎ、胸が膨らんだようで嘔を主治する。少海は、胃気が上逆してゲップし、吐き気のするものを主治する。労宮は、胃気が逆上してゲップの止まらないものを主治する。咳して唾が出、ゲップし、何度も咳をするが気の出るところのないものは、まず足三里、後で太白と章門を取る。大敦は、嘔吐やゲップするものを主治する、また石関へ施灸する。太谿(吐を参照)は、何度もゲップするものを治す(銅人経)。蠡溝は、何度もゲップするものを治す(疝を参照)。神門は、何度もゲップし、恐がるものを治す(心煩を参照)。
*気不足は、どこの気が不足しているか不明なので、恐がることから腎気不足と解釈した。気逆は、降りるべき気が降りなかったり、気の上昇が激しすぎること。前者に肺と胃の気逆、後者に肝の気逆がある。ここでは文意から胃の気逆。
陥谷(見水腫)、期門、治、産後、善噫(見心痛)。太淵、治、噫気、上逆。少商、治、煩心、善、心下満、汗出而寒、逆。太淵、治、善嘔(見胸痺)。温溜、治、傷寒、逆。噫、鬲中気閉、寒、灸腋下、聚毛下、附肋宛宛中五十壮(千)。噫、、嘔逆、灸石関百壮。
陥谷(水腫を参照)と期門は、産後にゲップするものを治す(心痛を参照)。太淵は、ゲップするものを治す。少商は、心窩部に不快感があり、何度も嘔吐して、心窩部がもたれ、汗が出て寒気がし、咳き込むものを治す。太淵は、しばしば嘔吐するものを治す(胸痺を参照)。温溜は、傷寒で嘔吐するものを治す。ゲップや嘔吐は、横隔膜で冷えのため胃気が閉塞して起きる。それには腋下で、腋毛の生えている下、肋骨付着部の凹みの中に灸を五十壮(千金方)。ゲップや嘔吐には、石関へ灸百壮。
*最後の極泉への施灸はなり熱そう。誰もしないだろう。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:02:17
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三41
傷寒嘔(諸)
巨闕、主、傷寒、煩心、喜嘔(千)。甲云、主、心腹脹、噫、煩熱、善嘔、鬲中不利。間使、主、熱病、煩心、喜、胸中澹澹。温溜、主、傷寒、寒熱、頭痛、衂。百会、主、汗出而嘔、痙。商丘、主、寒熱、好嘔。大椎、主、傷寒、熱盛、煩嘔。腎兪、主、頭身熱赤、欲嘔(並千)。労宮、主、熱病、煩満、欲嘔(甲)。曲沢、主、傷寒、逆気、嘔唾(千)。
巨闕は、傷寒のため心窩部に不快感があり、何度も嘔吐するものを主治する(千金方)。甲乙経は、心窩部と腹が膨れ、ゲップして熱っぽく、何度も嘔吐して、横隔膜を腑気が流れにくいものを主治するという。間使は、熱病で心窩部に不快感があり、何度も嘔吐して、心臓がドキドキして落ち着かないものを主治する。温溜は、傷寒による寒熱で頭痛し、血を吐くものを主治する。百会は、汗が出て嘔吐し、痙攣するものを主治する。商丘は、寒熱で嘔吐しやすいものを主治する。大椎は、傷寒のため熱が高く、吐き気がするものを主治する。腎兪は、身体に熱があって顔が赤く、嘔吐しそうなものを主治する(千金方を参照)。労宮は、熱病で胸がつかえ、嘔吐しそうなものを主治する(甲乙経)。曲沢は、傷寒で逆気し、唾を嘔吐するものを主治する(千金方)。
*ここでの逆気は、文意から胃気上逆。
必用方論、者、俗云、克逆也。鍼灸者、当以此求之。若気、自腹中起、上築咽喉、逆気,連属不能出,或至数十声上下、不得喘息。此由寒、傷胃腕。腎気先虚、逆気乗於胃、与気相併、不止者、難治。謂之、宜茱萸丸、灸中腕、関元百壮。未止、灸腎兪百壮(指)。
必用方論に、嘔吐は一般に克逆というとある。だから鍼灸では、それを求める。もし気が腹中から発生し、咽喉に出て、腑気が上逆するが、引き留められて出なかったり、何十回も喉で気が上下して息もできなかったとする。それは寒によって胃が傷付けられたものだ。最初に腎気の虚があり、逆気が傷付いた胃に乗じ、寒気と一緒になって嘔吐の止まらぬものは難治である。嘔吐には茱萸丸を飲み、中と関元に灸を百壮すえるとよい。それでも止まらねば、腎兪に灸を百壮すえる(指南)。
*『普済方』は「克逆」を「咳逆」にしているという。胃腕は胃のことで胃袋。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:02:48
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三42
唾
中府、治、唾、濁涕(銅見肺気)。庫房、治、多唾、濁沫、膿血。周栄、治、唾、稠膿(並見胸脇満)。少商、治、腹満、唾沫(見瘧)。百会(見癇)、治、唾沫。石関、治、多唾、嘔沫(明下)。庫房、治、肺寒、嗽、唾膿(見逆気)。幽門(見同)、治、嘔沫、吐涎、喜唾(銅)。石関、治、脊強不開、多唾。日月、治、多唾(見愁悲)。天井、治、心胸痛、嗽、上気、吐膿、不嗜食。紫宮、治、吐血、及唾如白膠(明)。曲沢、主、傷寒、逆気、嘔唾(千)。
中府は、咳して濁った鼻水を吐くものを治す(銅人経の肺気を参照)。庫房は、何度も濁った膿血を吐き出すものを治す。周栄は、咳して粘稠な膿を吐き出すものを治す(併せて胸脇満を参照)。少商は、腹が脹って、唾を吐くものを治す(瘧を参照)。百会(癇を参照)は、唾を吐くものを治す。石関は、よく唾を吐き、涎を嘔吐するものを治す(明堂下巻)。庫房は、肺寒で咳し、膿を吐くものを治す(逆気を参照)。幽門(幽門穴を参照)は、涎を嘔吐し、よく吐き出すものを治す(銅人経)。石関は、脊骨がこわばって肩甲骨が開かず、よく唾を吐くものを治す。日月は、よく唾を吐くものを治す(愁悲を参照)。天井は、心胸が痛く、上気して咳き込み、膿を吐いて食欲のないものを治す。紫宮は、吐血し、唾が白い膠のようにネバネバしたものを治す(明堂)。曲沢は、傷寒で逆気し、唾を吐くものを主治する(千金方)。
*唾は、名詞がツバという物体、動詞が吐き出すという行為。肺寒とは肺経に寒がある肺虚証。肺痿に似ているが、口中に涎が多く、白滑苔。陽虚外寒症状がある。
名医,賈祐録云、積主蔵病、聚主府病。積者、是飲食包結、不消。聚者、是伏痰結、而不化。痰伏在上鬲、主頭目眩痛、多自涎唾、或致潮熱。用,平胃散、烏金散治之。其論有理、故載之。
名医の賈祐録は、積は臓病であり、聚は腑病であるという。積は飲食物が固まって消えないものであり、聚は伏痰が凝集して溶けないものである。痰が横隔膜より上にあれば、頭痛がしてめまいとなり、自然に涎や唾が多くなるか、潮熱が出る。平胃散や烏金散を使って治療する。その説には道理があるので、ここに載せる。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:03:23
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三43
胃痛(寒熱)
魚際、療、胃気逆(明)。分水、治、胃脹不調(見腹痛);銅云、胃虚脹、不嗜食。鬲兪、治、胃腕暴痛(銅見嘔吐)。下管、治、腹胃不調、腹痛(明見腹堅)。腎兪、主、胃寒脹(千見食多)。胃兪、治、胃中寒(銅見腹脹)。水分、治、胃虚脹(見水腫)。三里、治、胃中寒、心腹脹満、胃気不足、悪聞食臭、腸鳴、腹痛、食不化(明下同)。
魚際は、胃気の上逆を治療する(明堂)。水分は、胃が膨れて不快なものを治す(腹痛を参照);銅人経は、胃が空なのに脹り、食欲のないものという。膈兪は、胃の激しい痛みを治す(銅人経の嘔吐を参照)。下は、腹胃の不調による腹痛を治す(明堂の腹堅を参照)。腎兪は、胃が冷えて脹るものを主治する(千金方の食多を参照)。胃兪は、胃中の冷えを治す(銅人経の腹脹を参照)。水分は、胃の虚脹を治す(水腫を参照)。足三里は、胃中が冷えて心窩部や腹は膨れ、食べ物が腸へ降りず、食べ物の匂いを嫌って、ゲップが臭く、腸鳴して腹痛し、消化不良のものを治す(明堂下巻と同じ)。
*胃気の上逆は、嘔吐やシャックリ、食欲不振など。胃虚脹は不明だが、腑は実になったり虚になったりする。実は食べ物が入った状態で、虚は空の状態。胃寒とは胃陽虚による冷え。胃気不足は『諸病源候論・胃病候』に胃気虚とある。胃気は腸へと流れるので、それが不足していれば停滞する。悪聞食臭は『素問・脈解』にあり、臭いものを食べる悪い噂ではなく、悪は嫌うこと。聞くは香りを嗅ぐこと。食臭は、ゲップしたときに嫌な臭いがすること。
下廉(見洩)、懸鐘、治、胃熱、不嗜食。心兪、療、胃中弱、食不下(明下)。太淵(千見心痛)、療、胃気上逆、唾血。治胃、補胃、胃兪百壮。胃寒、不能食、食多身痩、腸鳴、腹満、胃脹。胃熱、三里三十壮。反胃、食即吐、上気、灸両乳下、各一寸(以差為期);又臍上一寸二十壮;又内踝下三指、稍斜向前穴三壮(外台云、一指。千翼)。
下廉(見洩を参照)と懸鐘は、胃熱で食欲のないものを治す。心兪は、胃気が弱く、食べ物が喉を通らないものを治療する(明堂下巻)。太淵(千金方の心痛を参照)は、胃気が上逆して血を吐くものを治療する。胃を治したり補ったりは、胃兪へ灸百壮。これは胃寒のため食べられず、食べても身体は痩せ、腸鳴して腹が脹り、胃が膨れてるものを治す。胃熱なら足三里へ三十壮。反胃のため食べるとすぐに吐き出し、胃気が上逆するなら、穴両乳下一寸の乳根へ施灸(治るまですえる);また臍上一寸の水分へ二十壮;さらに内踝の下三横指で、少し斜め前の公孫穴へ三壮(外台秘要は一横指という。千金翼方)。
*胃熱とは、熱邪が胃を犯したり、日頃から脂っぽいものや甘いもの、火を通したものばかり食べて胃に熱が溜った状態。「胃兪百壮」で文が切れて、胃寒から後の文が「三里三十壮」に掛かっているようだが、そのあとに胃熱とある。胃寒と胃熱は逆なので、違う文と判り、胃寒から後の部分で、胃熱の前までは胃寒の症状である。だから後ろの部分は「胃兪百壮」に掛かっている。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:04:39
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三44
反胃
凡食飲不化、入腹、還出。先取下管、後取三里瀉之。章門、主、食飲不化、入腹、還出(見不嗜食)。中庭、中府、主、鬲寒、食不下、嘔吐、還出;又主、嘔逆、吐食,不得出。中庭、療、胸脇支満、心下満(銅明下同)、食不下、嘔逆、吐食、還出。三里、療、胃気不足、反胃。胃兪(見不能食)、療、吐食。意舎、療、吐食,不留住(下見背痛)。吐逆,食不住、胃管百壮(千)。吐嘔逆,不得下食;今日食、明日吐、灸鬲兪百壮。
飲食物が消化せず、腹に入ると逆流するものは、まず下を取り、後で足三里に瀉法する。章門は、飲食物が消化せず、腹に入ると嘔吐するものを主治する(不嗜食を参照)。中庭と中府は、横隔膜が塞がって食べたものが降りず、嘔吐して口へ逆流するものを主治する;また嘔吐するが食べ物が出ないものも主治する。中庭は、胸脇がつかえ、心窩部が脹れぼったく(銅人経と明堂下巻も同じ)、食べたものが食道を降りず、嘔逆吐食して、吐き出すものを治療する。足三里は、胃気が不足して、食事すると途端に嘔吐するものを治療する。胃兪(不能食を参照)は、食べたものを吐き出すものを治療する。意舎は、食べたものが胃に留まらず吐き出すものを治療する(明堂下巻の背痛を参照)。食べたものを吐き出して胃に留まらなければ中へ百壮(千金方)。嘔吐して食べ物が腸へ降りない。今日食べると明日には吐くものに、膈兪へ灸百壮。
*反胃とは、食べたものをすぐに嘔吐するもの。普通の嘔吐は、食べてすぐではない。鬲寒はよく判らないが、鬲は横隔膜の意味で心窩部や胃の辺りだから、胃寒と同じと思う。この寒は、塞の誤字かもしれない。
有人、久患反胃。予、与鎮霊丹服、更令服七気湯、遂能立食。若加以著艾、尤為佳也。有老婦人、患反胃、飲食至晩、即吐出。見其気,繞臍、而転。予為、点水分、気海、并夾臍辺、両穴。他帰、只灸水分、気海、即愈。神効。
ある人が、久しく反胃を患っていた。私が鎮霊丹を服陽させ、さらに七気湯を服用させると、すぐに食べられるようになった。もし灸もすれば、さらに効果があったろう。ある老婦人が反胃となり、飲食しても晩になると吐き出す。その人の腑気を診ると臍の周囲で転がっている。私が水分と気海、そして臍を挟んだ天枢へ点をつける。帰って水分と気海へ施灸しただけで治った。神効がある。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
平凡一生
|
2004-9-13 11:05:13
|
显示全部楼层
古典 鍼灸資生経
鍼灸資生経巻三45
食不下(不化)
魂門、治、飲食不下、腹中雷鳴(銅)。三焦兪、治、吐逆、飲食不下(見腹脹)。胃倉、意舎(見腹脹)、鬲関、治、食飲不下(見背痛)。胃兪、主、嘔吐、筋攣、食不下(千)。大腸兪、周栄、主、食不下、喜飲。中庭、中府、主、鬲寒、食不下(見反胃)。陽綱、期門、少商、労宮、主、飲食不下。三焦兪、主、傷寒頭痛、食不下。心兪、治、胃弱、食飲不下(明下)。
魂門は、飲食物が喉を通らず、腹中雷鳴するものを治す(銅人経)。三焦兪は、嘔吐して飲食が喉を通らないものを治す(腹脹を参照)。胃倉、意舎(腹脹を参照)、膈関は、食飲物が喉を通らないものを治す(背痛)。胃兪は、嘔吐して筋肉が痙攣し、食べ物が喉を通らないものを主治する(千金方)。大腸兪、周栄は、食べ物が喉を通らず、よく水を飲むものを主治する。中庭、中府は、横隔膜が塞がって、飲食物が喉を通らないものを主治する(反胃を参照)。陽綱、期門、少商、労宮は、飲食物が喉を通らないものを主治する。三焦兪は、傷寒で頭痛し、食物が喉を通らないものを主治する。心兪は、胃弱で、飲食物が喉を通らないものを治す(明堂下巻)。
鬲兪、治、鬲寒、食飲不下、腹脇満、胃弱、食少、嗜臥、怠惰,不欲動、身温,不能食;千云、主吐食(見嘔)。陽綱、治、食不下、腹中雷鳴、大小便下節黄水(明)。紫宮(見煩心)、中庭(見反胃)、膽兪(見嘔)、治、飲食不下。三里(見胃)、大腸兪、三陰交(並見腹脹)、下腕(見腹痛)、三焦兪、懸枢(見瀉)、梁門(見積気)、治、穀不化。天枢(見瀉)、志室(見脊痛)、腎兪(見労)、治、食不化。
膈兪は、横隔膜が塞がって飲食物が胃腸へ降りず、腹脇がつかえて胃気が弱く、少食で横になりたがり、怠惰で動こうとせず、身体が湿って食べられないものを治す;千金方は吐食を主治するという(嘔を参照)。陽綱は、食物が喉を通らず、腹中雷鳴して大小便に節度がなく、黄水を排泄するものを治す(明堂)。紫宮(煩心を参照)、中庭(反胃を参照)、胆兪(嘔を参照)は、飲食物が腸に下がらないものを治す。足三里(胃を参照)、大腸兪、三陰交(一緒に腹脹も参照)、下(腹痛を参照)、三焦兪、懸枢(瀉を参照)、梁門(積気を参照)は、消化不良を治す。天枢(瀉を参照)、志室(脊痛を参照)、腎兪(労を参照)は、消化不良を治す。
*身温が『銅人図経』では身湿となっているので、それの間違いと思う。大小便下節は、どう考えても大小便不節。
腹哀、治、寒中、食不化。三焦兪、治、水穀不消、腹脹、腰痛、吐逆(明)。腹哀(銅同)、太白(見瀉)、主、食不化(千)。凡食飲不下、入腹還出、先取下管、後取三里瀉之。石門、主、不欲食、穀入不化。天枢、兌、内庭、主、食不化、不嗜食、夾臍痛。章門、主、食飲不下(見不嗜食)。上管、中管、主、寒中、傷飽、食飲不下。
腹哀は、中焦に寒があって消化しないものを治す。三焦兪は、消化不良で腹が脹り、腰痛して嘔吐するものを治す(明堂)。腹哀(銅人経と同じ)、太白(瀉を参照)は、消化不良を主治する(千金方)。飲食物が喉を通らず、腹に入ると逆流するものは、まず下を取り、後で足三里へ瀉法する。石門は、食欲がなく、消化しないものを主治する。天枢、兌、内庭は、消化不良で食欲がなく、臍の両側が痛むものを主治する。章門は、食飲物が喉を通らないものを主治する(不嗜食を参照)。上と中は、中焦が冷え、食べ過ぎで胃腸が傷付き、飲食物が降りないものを主治する。
*三焦兪の腰痛は、確かに部位から考えれば腰痛だが、文意からすると腹痛がふさわしい。
中庭、治、胸脇満、食不下(見反胃)。胃管、三焦兪、主、小腹積聚,堅大如盤、胃脹、食不消(千)。志室(明見腹痛)、療、食不下。太白、公孫(見腹脹)、主、食不化。中府、胃倉、承満(見腹脹)、魚際(見腹痛)、周栄(見胸満)、治、食不下。中管(腹脹)、三陰交(見腹脹)、治、食不化。
中庭は、胸脇がつかえて飲食物が降りないものを治す(反胃を参照)。中と三焦兪は、下腹にシコリがあり、堅くて盆のように大きく、胃が脹れて消化不良になったものを主治する(千金方)。志室(明堂の腹痛を参照)は、食べたものが降りないものを治療する。太白と公孫(腹脹を参照)は、消化不良を主治する。中府、胃倉、承満(腹脹を参照)、魚際(腹痛を参照)、周栄(胸満を参照)は、食べたものが腸へ降りないものを治す。中(腹脹)、三陰交(腹脹を参照)は、消化不良を治す。
回复
支持
反对
使用道具
举报
显身卡
下一页 »
1 ...
3
4
5
6
7
8
9
10
11
/ 11 页
下一页
返回列表
发新帖
高级模式
B
Color
Image
Link
Quote
Code
Smilies
您需要登录后才可以回帖
登录
|
注册
本版积分规则
发表回复
回帖并转播
回帖后跳转到最后一页
浏览过的版块
尊生保健
回复楼主
返回列表
中医沙龙
尊生保健
走进中医
医理探源
临床经验
中药方剂
四大经典
美容之声
声乐治疗
房中探玄
针道天下
中西结合
古今医案
中医资源
医学视频